【和訳】BG Sacrifice Deck Tech【CFB】
久しぶりに和訳しました。

BG Sacrifice Deck Tech - By Luis Scott-Vargas
http://www.channelfireball.com/articles/bg-sacrifice-deck-tech/

組んでまわしてみましたが超楽しいです。
そしてサイドボードプランがマジ意味不明だ…


*


もう失敗から学ばないなんて言わせない。
プロツアー「戦乱のゼンディカー」で、我々は最良のデッキであるという結論に至った「先祖の結集」を持ち込んだ。いくつものGPを勝ち取ったMatt Nassの元々のリストからいくつかを変更しただけの構築だが、結局彼はそのデッキをプレイできるほどに賢い(あるいは、度胸があるというべきか)唯一の人間だったというわけだ。だが今回は違う!

面白いのは、我々チームChannelFireballとチームUltraPROの多くがプレイしたデッキはまず初めに調整しだしたが、実は一度しまって、プロツアーの2日前に突然復活したデッキだということだ。そのデッキが、緑黒サクリファイスだ。

(ここで、私自身はこのデッキを「アリストクラッツ」と呼ぶ慣習は良くないと思っていることを宣言しておこう。もともと私は記述的ではないデッキ名は好きではなく、その点から言うと今回は最も言語道断な例だ。)


「緑黒サクリファイス」

=====================================

4 沼
8 森
4 ラノワールの荒原
4 風切る泥沼
3 ウェストヴェイルの修道院//不敬の皇子、オーメンダール
----------------------
lands

4 壌土のドライアド
4 膨れ鞘
4 エルフの幻想家
4 薄暮見の徴募兵//爪の群れの咆哮者
4 ズーラポートの殺し屋
4 地下墓地の選別者
4 ナントゥーコの鞘虫
2 異端の癒し手、リリアナ//反抗する屍術師、リリアナ
----------------------
creatures

4 集合する中隊
3 謎の石の儀式
----------------------
spells

4 究極の価格
4 精神背信
2 不屈の追跡者
2 ウルヴェンワルドの謎
2 ゲトの裏切り者、カリタス
1 肉袋の匪賊
----------------------
sideboard

=====================================

元々のリストでは薄暮見の徴募兵の枠に息詰まる忌まわしきものが入っていたが、あまりぴったりハマっている感じではなかった。謎の石の儀式は良いマナの消費先がないとイケてる儀式にならないし、4マナのフィニッシャーが1から2マナの除去で死ぬのは大問題だ。
PTの数日前に、Sam Blackは同じようなコンセプトのデッキを組み続けていて、そのせいで我々も元のデッキを掘り起こす気になったんだ。彼は本当に謎の石の儀式にこだわっており、そしてひとたび儀式と薄暮見の徴募兵を緑黒デッキに足すと、それだけでゲームになった。(ちなみにウルヴェンワルドの謎に満ちた世界にもちょっとだけ立ち寄ってみたが、すぐにサイドボードに移動してしまった)


キーカード

【画像:集合した中隊】
【画像:薄暮見の徴募兵//爪の群れの咆哮者】

集合した中隊はこのデッキで最高のカードであり、スタンダードにおいても最強のカードだ。4マナ払えば5-6マナに値する生物を得られ、さらにカード一枚分得するというのは完全におかしく、デッキを3マナ以下のクリーチャーのみで組む理由としては十分だ。中隊を使わない構築をいくつも試してみたが、結局、中隊が君臨するんだ。

徴募兵はカンパニーほど最高とまではいかないが、同じ役割を果たしている。マナをアクションに変換することを可能にしてくれ、徴募兵と儀式が組み合わされば倒すのは本当に難しくなる。これだけでも一瞬でコントロールの範疇から出てしまうし、徴募兵の裏返った側も大きなセールスポイントだ。私はターン終了前に徴募兵の能力で3枚のカードを引き、自分のターンに4体のクリーチャーをプレイしたことがある。完全におかしいね。

【画像:ナントゥーコの鞘虫】
【画像:ズーラポートの殺し屋】
【画像:ウェストヴェイルの修道院//不敬の皇子、オーメンダール】

こいつらが君の勝利条件だ。ハスクは最大の脅威であり、集合した中隊においてだいたいいつも真っ先に探すべきカードだ。燃料はいくらでもあるし、20点削りに行くことに加えて、スーラポートの殺し屋と協力すれば戦闘なしでの勝利も可能にする。修道院は予備のハスクであり、オーメンダールを呼び出したときにズーラポートの殺し屋がいた数に応じてだいたい14か19点を削ってくれる。生け贄効果によって対戦相手を吸い尽くすだけでなく、ズーラポートの殺し屋は消耗戦をチャンプブロックしながら生き残る手助けもしてくれるし、全除去も咎めてくれる。
いったんハスクが見つかったなら、中隊で探しに行くべき第一候補はズラポになるはずだ。
そのために地下墓地の選別者で占術することになるだろう。

【画像:膨れ鞘】
【画像:エルフの幻想家】
【画像:地下墓地の選別者】
【画像:異端の癒し手、リリアナ//反抗する屍術師、リリアナ】

ここに石臼に突っ込む穀物――つまりはハスクの餌がある。ハスクはこれらを大喜びで食べるだろうが、ハスク抜きでもこいつらはまともな仕事をしてくれる。選別者はカンパニー最大の当たりのひとつであり、リリアナがいればイケてる生物をどれでも戻すことが可能だ。彼女を普通にキャストすることは難しく、それが2枚のみの採用に抑えた理由だが、いざ対戦相手を殺そうというターンになれば彼女はズラポの誘発のために大量のおまけをくれるはずだ。

【画像:壌土のドライアド】
【画像:謎の石の儀式】

これらは同じカードの奥ゆかしいバージョンとぶっぱなしバージョンだ。壌土のドライアドは例えるなら生物単体のバンドで(もちろん、バネ葉の太鼓を演奏している)、儀式はアンサンブル全体だ。たとえ儀式は重ね引きしたときに無意味になるとしても、一枚目を引けば大爆発が可能になり、それがこのデッキのパワーの源である。儀式から中隊や徴募兵につなげば、全除去のない相手を圧倒するのは最早ターンの問題だ。

ヒントと隠し技

・誘発を忘れないように!当たり前のように聞こえるが、このデッキは大・量・に誘発型能力があり、常に意識しておく必要がある。

・誘発型能力をどうスタックに積むべきか覚えておこう。選別者の占術と中隊を唱える、もしくはエルフの幻想家でカードを引くときの順番がカギだ。私は中隊の前にトップにクリーチャーがいるか占うのが好きだけど、もしも次のターンに特定のカードを引く必要が本当にあるなら、占術の前に中隊をキャストしたくなるはずだろう。

・ウェストヴェイルの修道院は最後にプレイするべき土地だ。オーメンダールは速攻を持っているので、この情報を隠すために土地セットを見送ったこともある。

・膨れ鞘とズラポ、ハスク、リリアナでちょうど20点。勝ちだ。
【訳注:第一メインで膨れ鞘を生贄に捧げてリリアナを変身させ、-Xで釣る】

・地下墓地の選別者を釣るためにリリーの忠誠度を使い切ることを恐れてはいけない。
彼女の能力を何度も起動できることは稀だ。

・ズーラポートの殺し屋はもったいつけよう。こいつらを生き残らせることはこいつらで攻撃することよりはるかに重要だ。私自身は除去のないマッチアップでない限り手札に取っておくことが多い。

・ズラポ算を練習しておこう。少々難しいが、このデッキは驚くほどに大量のダメージをたたき出す。テーブルの上に置いてある勝ちを見逃したくはないだろう?修道院はハスクよりも優れたサクリ台であることも多い。すべてのズラポを同時に食べて、より多くの誘発型能力を起動できるからだ。ズラポ2、ハスク、幻想家2の盤面はハスクで食べれば6点ライフを削るが、修道院であれば最大の10点を削ってくれる(プラス、オーメンダールが殴りにいく分だ)。

・風切る泥沼をハスクで食べることもよくあるだろう。

このデッキをプレイするのはちょっとしたパーティーで、しょうもないことがたくさんできる。
頑張ってくれ、カリタスに会わないことを祈っているよ。

コメント

ドラさん(drafter)
2016年4月28日2:20

和訳ありがとうございます。。サイドプラン、
バントカンパニーやラリー使ってた時からの推測ですが、、、

・対衰滅系→リセット後に単体で機能しないハスク、ドライアドを2〜3ずつ抜いて精神背信、謎、追跡者in ドラゴン入りに対しては肉袋も。

・対ウィニー→白単なら超募兵とハスク(2/1を1/1で止めたいので)、バントならドライアドとハスク、ズラポ、幻想家を数枚ずつ減らしてカリタスと除去in。

ただ、対バントはメインの勝率が良ければノーチェンジありうるかもしれません。

儀式、膨れ鞘、選別者は対策されても強いから、ほとんどの相手には抜かないカード、というイメージです。
ご参考までに。。

戦略カナルベイ
2016年4月28日19:23

コメントありがとうございますー。
サイドボードで抜くカードは個人の好みも多そうで、練習が必要ですね…

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