【唐突に覚書】RTRにおける、プレリリースというゲームデザイン
2012年10月31日コメント (4)
MTGゲーム内容とあんまり関係ない話を。
数週間書こう書こうと思って書いていなかった内容です。
*
RTRのプレリリースでは、セットを構成する5つのギルドからひとつ選ぶというシステムが用いられました。
これ、プレイ時はただおもしれーと思いながらなんとなく遊んでましたが、
要は初心者救済のための措置だったんじゃないですかね。
ウィザーズ社はプレリリースを「発売前のお祭り」と位置づけているはずで、最近では初心者にも満足してもらえるように賞品よりも参加賞を充実させることを各店舗に推奨しているみたいです。
ですがご存知の通り多色セットであるRTRのリミテッド環境は非常に複雑で、
特にシールドはある程度の経験がないとデッキを組むことすら難しいです。
僕らマジック廃人はそれでも「うーん難しい面白い」で済みますが、
ルールを覚えたばかりの人は難しすぎてゲームをやめてしまうかもしれません。
(というか初めて数ヶ月たった人でもやめるには十分な複雑さです)
ここで6パック中のひとつの色を限定してしかもそれを「ギルド」と銘打つことで、
あらかじめ組ませるデッキを絞り、ゲームに挑みやすくしているのではないでしょうか。
普段使用できないプレリリースプロモカードもボムと呼ぶには十分な強さで、組むのが難しいRTRのシールドデッキに最低限の強さを保証します。
というかそもそもプロモカードをデッキに投入できること自体が、ギルドパックというシステムによって可能になっている気がします。(普段は皆に同じプロモカードが配られているので、皆がデッキに投入すると多様性が消えて正直うんざり)
他にも熟練したプレイヤーにとっては「プレリリースなのに明確なアーキタイプが存在する」という新鮮さがあり、そしてもちろんギルド間の戦いというフレーバーを初心者も上級者も味わえます。
*
どの点をとっても、多色セットの難しさを感じさせずに面白さへと導入するという、
プレリリースの課題に対する素晴らしい解答だと思います。
どこまでが当初の意図でどこからが偶発的に生まれたものかわかりませんが、
うーん、なんつうか、よくできてますね。勉強になります。
数週間書こう書こうと思って書いていなかった内容です。
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RTRのプレリリースでは、セットを構成する5つのギルドからひとつ選ぶというシステムが用いられました。
これ、プレイ時はただおもしれーと思いながらなんとなく遊んでましたが、
要は初心者救済のための措置だったんじゃないですかね。
ウィザーズ社はプレリリースを「発売前のお祭り」と位置づけているはずで、最近では初心者にも満足してもらえるように賞品よりも参加賞を充実させることを各店舗に推奨しているみたいです。
ですがご存知の通り多色セットであるRTRのリミテッド環境は非常に複雑で、
特にシールドはある程度の経験がないとデッキを組むことすら難しいです。
僕らマジック廃人はそれでも「うーん難しい面白い」で済みますが、
ルールを覚えたばかりの人は難しすぎてゲームをやめてしまうかもしれません。
(というか初めて数ヶ月たった人でもやめるには十分な複雑さです)
ここで6パック中のひとつの色を限定してしかもそれを「ギルド」と銘打つことで、
あらかじめ組ませるデッキを絞り、ゲームに挑みやすくしているのではないでしょうか。
普段使用できないプレリリースプロモカードもボムと呼ぶには十分な強さで、組むのが難しいRTRのシールドデッキに最低限の強さを保証します。
というかそもそもプロモカードをデッキに投入できること自体が、ギルドパックというシステムによって可能になっている気がします。(普段は皆に同じプロモカードが配られているので、皆がデッキに投入すると多様性が消えて正直うんざり)
他にも熟練したプレイヤーにとっては「プレリリースなのに明確なアーキタイプが存在する」という新鮮さがあり、そしてもちろんギルド間の戦いというフレーバーを初心者も上級者も味わえます。
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どの点をとっても、多色セットの難しさを感じさせずに面白さへと導入するという、
プレリリースの課題に対する素晴らしい解答だと思います。
どこまでが当初の意図でどこからが偶発的に生まれたものかわかりませんが、
うーん、なんつうか、よくできてますね。勉強になります。
コメント
そのフレーバーに合致しますね。
プレリは2色土地がコモンに収録されてる上にギルドパックから目当てのものが出てくる可能性があるのも救いでした。
ギルドブースターは門、魔鍵、ギルドメイジが出やすくなるのでかなり便利でしたね。
RTRガチシールドは記事で読んだことしかありませんが、
1パック違うだけであそこまで組みやすさが違うというのもよくできていると思いました。