【和訳】How to Dismantle the Reserved List
2016年2月29日
こないだのやつ
How to Dismantle the Reserved List - By Steve Guillerm
http://www.channelfireball.com/articles/how-to-dismantle-the-reserved-list/
和訳しました。
文章の難しさに応じて文体が硬くなってますがご勘弁を。
*
再録禁止リスト。マナスクリューと一緒で、マジックの欠点を挙げるうえでみんなのお気に入りだ。マナや土地のシステムと違って、再録禁止リストは僕らが大好きなゲームを保全するために必要なものではない。でも、僕はこの解決にあたっては「再録禁止リストを撤廃しよう」と言えるほど単純ではないことを主張したい。正確に、外科手術のように行う必要がある。一度やってしまえばもう元には戻れないのだから。
再録禁止リストに対して正直になることが重要だと思う。偏見も誇張もなしに、このリストがもたらす利害の両方を認める必要があるんだ。本当にこのリストを見送ることを決意したら、それは全体としては公正な良識とゲームの健全さのためであるに違いない。そして、われわれ個々人の利益のためではないはずだ。
マジックについて少しはっきりさせておこう。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社はパックを売るビジネスをしている。そう、彼らは補充品を売っているんだ。そう、パックの中のカードは、彼らがこれまで作った最良のゲームのひとつを遊ぶためのピースにすぎない。だけど、パックが売っていなければ、マジックは死に絶えてしまう。これが彼らのビジネスモデルなんだ。
マジックが活気のあるカードゲームであるべきだという声があった。彼らは20年前、コレクターズ・エディションとともにそうしようと試みたが、結局そうしないことを決めた。好もうと好むまいと、支持されるモデルではなかったのだ。マジックにもはや超安くなることを求めてはいけない。再録禁止リストがなくなっても、高騰カードの存在は望まれている。権威と熱望は強力なものなんだ。
では、どうやって彼らは僕たちが一生懸命稼いだお金を厚紙に費やすことを納得させるのだろう?まず、これらの厚紙のかけらが一定以上の価値を持つということに対する暗黙の了解が必要だ。それらは金輪際再販されることがなく、カードパワーの上昇も慎重に制御されなければならない。ウィザーズは明示的にカードの価値について認めないが、正直になろう、何かいいものを引いたら僕たちはガッツポーズをする。マジックは投資ではないが、同時に、君たちのコレクションは少しばかりゲームから離れたからといって2年で無価値になるものでもないのだ。
この考えが浸透するために、22年間もの信頼の歳月を必要とした。再録禁止リストは過去の遺産だ。マジックが、フォールン・エンパイアから始まりホームランドまで続く、惨めなセットによる低迷期にドハマりしていたときに作られたものだ。クロニクルは高額で収集されるカードを広く再販したもので、初期からのユーザーは裏切られた気分になった。
我々は再録禁止リストの必要性を認めつつ、同時にそれが去るべきときだと言うことができるはずだ。リストはウィザーズとプレイヤーたちの間に信頼を築くという目的を果たしてきたが、もしかしたら今や廃止できるものかもしれない。
再録禁止リストに関する、いまだ生きているが消し去るべき二つの都市伝説
「レガシーが死にかけている」:これと、そのお兄さんである「ヴィンテージは息絶えてしまった」は事実ではない。再録禁止リストはこれらのフォーマットの成長を抑制しているかもしれないが、それでも成長はしている。メタゲームはかつてないほどに健全であり、世の中に出回っているリバイズドのデュアルランドの数からすると、レガシーのトーナメントの参加者数は、カードの入手しやすさに深刻な問題があるにもかかわらず、10万人にも達することになる。エターナルのコミュニティは極めて大きく、必要な人にカードを貸すために一生懸命働く人々がいるんだ。
「誰もが消えて欲しいと願っている」:これは完全には事実ではないし、それは大量のポートフォリオを抱えたディーラーや投資家に限った話ではない。再録禁止リストを支持するという考えは一般的ではないが、世間には君たちが考えているよりも多くの再録禁止支持者がおり、さらに彼らははっきり「あいつだ」と指をさされたくないと思っているだろう。僕らはみんな程度の差こそあれ、自分が買ったものの価値が下がったり、再録されると聞いたときには同じ気持ちになる。それは、合理的であろうとなかろうと、自分の金を無駄にしてしまったという感覚だ。誰だって、バッグを抱えたまま、いつか来るかもしれないすっぱい告知の寸前にカードでできた現金の束を投げ捨てる人にはなりたくない。
ゆっくりと、注意深く撤廃する
再録禁止リストはバンドエイドを引っぺがすように扱えるものではない。どちらかというと家の中に一本の樹が育っているのに近い。家を立てている途中の段階ではその樹は構造上の助けになったかもしれないが、いまや家は完成したので必要なくなった。そして不幸にも、樹が成長しすぎて家の土台を引き裂こうとしているから、取り除かなければならないのだ。だがただ単にぶった切るというわけにはいかない。何が樹にもたれかかっており、何が枝や根にもつれているかもわからないのだ。十分に考慮されなければ、家は樹とともに倒壊してしまうだろう。
再録禁止リストが一発で消えてしまった場合の、現実的な懸念は以下のような感じだ:
まず、もっとも穏やかな形として、ウィザーズはもはや価格維持を維持するつもりがないのだと思われるだろう。ウィザーズはマスターズ・セットやそのほかのプレミアセットを売る能力を失うことになる。いったい誰が、ウィザーズが小金が欲しいと思ったらすぐに価格が下落するカードのパックに10ドルも払うだろう?忘れてはいけない、ウィザーズは主要な収入源としてパックを売るというビジネスを行っていることを。
次に、さらに深刻な事態として、ウィザーズは金銭的な危機にあるとみなされるようになるだろう。これは会社に現金を注入するための切り札だと理解される。ウィザーズが自分の意思でこうしたのか、あるいはハズブロ【注:玩具メーカー】からの指令か?これをやったあとに何が残るのだろう?これがうまくいかなかったらいったいマジックはどうなるのだろう?
最後に、マジック自体が瀕死の状態にあるとみなされるようになる。収支表を見る手段はないが、誇大妄想をしたくなるほどに必死の策だ。人々はいつだって何もないところに兆候を見つけたがるから、ウィザーズは大胆なサインを送りかねない場合は注意しなければならない。人々がまだ手元に金が残るうちにカードを売り払い始めたら、この不安は容易に自己成就する予言となりうる。パニックによる投げ売りはさらにパニックを生み、シングル市場とともに、パックの売り上げもがたっと落ちるかもしれない。最終的にマジックは元に戻るかもしれないが、それには年月を要するはずだ。
じゃあ、何が問題なのか?
危険も理解したし、都市伝説も消し去った。でも、再録禁止リストにはまだ確かな、理にかなった実害がありそうだ。そうだろう?
そのとおり。いますぐにこのリストが、プレイヤーだけではなくゲーム自体に対しても有害な形で、他人資本による利益を得る道具として使われているのを確認できる。実生活でのこの行いを最も適切にたとえるなら、まさに不動産だ。アパートや分譲が足りず高騰している場所で、よそ者の投資家が購入に来る。自分で使うためではなく、単なる投資として。これはさらなる人工的な欠乏をもたらし、単にその街に住みたがっている人に不利益を与えながらバブル状況をもたらす。
そして知っているように、バブルははじけるのだ。電結の後輩者の価格は実際のものだ。
みんな、強いデッキだから、親和を使いたがる。一方再録禁止リストのカードはどうだろう?
これらのカードを投資として大量に保持している人々がいる。もしもマジックの終わりを悟って去る人が出たら、続く売り払いは、人々にこのゲーム全体としての弁済能力に疑問を抱かせるほどに値段の暴落を起こすだろう。バブルは収縮される必要があるのだ。ただし、ゆっくりと。
バブルを収縮させる
ステップ0:弁護士を納得させる。彼らのお赦しがなければ、何も始まらない。
ステップ1:再録禁止リストが廃止になる日付を決める。かなり先にすることが望ましい。僕は三年は必要だと考えている、最低でもね。そして多分五年はかけるほうがよいと思っている。人々にこれらのカードが再録されるという事実に適応し、パニックを起こさずに行動する時間を与えることが目的だ。
ステップ2:とても慎重に声明を作成する。クロニクルからモダンマスターズ、エターナルマスターズにかけて、何年にも渡って学ばれた教訓から始めるといい。思考囲いやフェッチランドのような高騰レアの再録例についても検討するんだ。人々に、マジックが25年も続いてこられたのは彼らコミュニティの信頼によるもので、またその信頼こそが次の25年を続けるために必要なのだということを理解してもらうんだ。
ステップ3:セキュリティを締め、その3年あるいは5年、7年の期間が経過したら、それらのカードをなんであれ適切なやり方で、マスターズ版か、エクスペディションか、秘密のトレジャーか、もし適正なら再録という形でリリースする。NarwhalやThunder Spiritsであれば、リミテッドで出てきたら楽しいはずだ。間違いない。
うん、これは非常に時間のかかる計画だ。だけどその必要がある。これによりウィザーズは決定による衝撃や反動、さらには賞賛を評価するの十分な時間を得るんだ。カードが再録される可能性があり、実際にそうされるであろうことにより、多少はカードが市場に戻ってくることになる。僕?僕はデュアルランドを手放さないよ。自分で使いたいからね。
でも300枚のデュアルランドを持っている人であればいくつかを手放すことにするかもしれない。たとえ実際に再録されなくても、市場は多少緩むはずだ。
最後に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社に対して寛大になって欲しい。
彼らはどうやら心から再録禁止リスト廃止に取り組んでいるようだ。
だけど多くの人々の要求に応えなければならないし、大量の利害を考慮して調停しなければならない。モダンマスターズやエターナルマスターズは、ウィザーズが再録の方法を真摯に探した結果の産物だ。たぶん、僕はこれを書いたことで偶然にウィザーズの秘密の計画を当ててしまったから、正式な文書(要は仕事の依頼ね)が来てもおかしくないね。
僕たちはマーク・ローズウォーターのようなマジックの最も重要な代表者ですら、再録禁止リストの存在を嫌っているのを知っている。だから彼らがリストを消し去る方法を必死で探していると信じようじゃないか。
僕はマジックにもっと大きくなって欲しいし、僕にとってマジックの理想は、みんなが強力な呪文をぶっぱなしてとんでもないことをするエターナル環境にある。僕はもっと多くのプレイヤーとこんなマジックを楽しみたいと思うし、ウィザーズもそう思っていると信じている。
How to Dismantle the Reserved List - By Steve Guillerm
http://www.channelfireball.com/articles/how-to-dismantle-the-reserved-list/
和訳しました。
文章の難しさに応じて文体が硬くなってますがご勘弁を。
*
再録禁止リスト。マナスクリューと一緒で、マジックの欠点を挙げるうえでみんなのお気に入りだ。マナや土地のシステムと違って、再録禁止リストは僕らが大好きなゲームを保全するために必要なものではない。でも、僕はこの解決にあたっては「再録禁止リストを撤廃しよう」と言えるほど単純ではないことを主張したい。正確に、外科手術のように行う必要がある。一度やってしまえばもう元には戻れないのだから。
再録禁止リストに対して正直になることが重要だと思う。偏見も誇張もなしに、このリストがもたらす利害の両方を認める必要があるんだ。本当にこのリストを見送ることを決意したら、それは全体としては公正な良識とゲームの健全さのためであるに違いない。そして、われわれ個々人の利益のためではないはずだ。
マジックについて少しはっきりさせておこう。ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社はパックを売るビジネスをしている。そう、彼らは補充品を売っているんだ。そう、パックの中のカードは、彼らがこれまで作った最良のゲームのひとつを遊ぶためのピースにすぎない。だけど、パックが売っていなければ、マジックは死に絶えてしまう。これが彼らのビジネスモデルなんだ。
マジックが活気のあるカードゲームであるべきだという声があった。彼らは20年前、コレクターズ・エディションとともにそうしようと試みたが、結局そうしないことを決めた。好もうと好むまいと、支持されるモデルではなかったのだ。マジックにもはや超安くなることを求めてはいけない。再録禁止リストがなくなっても、高騰カードの存在は望まれている。権威と熱望は強力なものなんだ。
では、どうやって彼らは僕たちが一生懸命稼いだお金を厚紙に費やすことを納得させるのだろう?まず、これらの厚紙のかけらが一定以上の価値を持つということに対する暗黙の了解が必要だ。それらは金輪際再販されることがなく、カードパワーの上昇も慎重に制御されなければならない。ウィザーズは明示的にカードの価値について認めないが、正直になろう、何かいいものを引いたら僕たちはガッツポーズをする。マジックは投資ではないが、同時に、君たちのコレクションは少しばかりゲームから離れたからといって2年で無価値になるものでもないのだ。
この考えが浸透するために、22年間もの信頼の歳月を必要とした。再録禁止リストは過去の遺産だ。マジックが、フォールン・エンパイアから始まりホームランドまで続く、惨めなセットによる低迷期にドハマりしていたときに作られたものだ。クロニクルは高額で収集されるカードを広く再販したもので、初期からのユーザーは裏切られた気分になった。
我々は再録禁止リストの必要性を認めつつ、同時にそれが去るべきときだと言うことができるはずだ。リストはウィザーズとプレイヤーたちの間に信頼を築くという目的を果たしてきたが、もしかしたら今や廃止できるものかもしれない。
再録禁止リストに関する、いまだ生きているが消し去るべき二つの都市伝説
「レガシーが死にかけている」:これと、そのお兄さんである「ヴィンテージは息絶えてしまった」は事実ではない。再録禁止リストはこれらのフォーマットの成長を抑制しているかもしれないが、それでも成長はしている。メタゲームはかつてないほどに健全であり、世の中に出回っているリバイズドのデュアルランドの数からすると、レガシーのトーナメントの参加者数は、カードの入手しやすさに深刻な問題があるにもかかわらず、10万人にも達することになる。エターナルのコミュニティは極めて大きく、必要な人にカードを貸すために一生懸命働く人々がいるんだ。
「誰もが消えて欲しいと願っている」:これは完全には事実ではないし、それは大量のポートフォリオを抱えたディーラーや投資家に限った話ではない。再録禁止リストを支持するという考えは一般的ではないが、世間には君たちが考えているよりも多くの再録禁止支持者がおり、さらに彼らははっきり「あいつだ」と指をさされたくないと思っているだろう。僕らはみんな程度の差こそあれ、自分が買ったものの価値が下がったり、再録されると聞いたときには同じ気持ちになる。それは、合理的であろうとなかろうと、自分の金を無駄にしてしまったという感覚だ。誰だって、バッグを抱えたまま、いつか来るかもしれないすっぱい告知の寸前にカードでできた現金の束を投げ捨てる人にはなりたくない。
ゆっくりと、注意深く撤廃する
再録禁止リストはバンドエイドを引っぺがすように扱えるものではない。どちらかというと家の中に一本の樹が育っているのに近い。家を立てている途中の段階ではその樹は構造上の助けになったかもしれないが、いまや家は完成したので必要なくなった。そして不幸にも、樹が成長しすぎて家の土台を引き裂こうとしているから、取り除かなければならないのだ。だがただ単にぶった切るというわけにはいかない。何が樹にもたれかかっており、何が枝や根にもつれているかもわからないのだ。十分に考慮されなければ、家は樹とともに倒壊してしまうだろう。
再録禁止リストが一発で消えてしまった場合の、現実的な懸念は以下のような感じだ:
まず、もっとも穏やかな形として、ウィザーズはもはや価格維持を維持するつもりがないのだと思われるだろう。ウィザーズはマスターズ・セットやそのほかのプレミアセットを売る能力を失うことになる。いったい誰が、ウィザーズが小金が欲しいと思ったらすぐに価格が下落するカードのパックに10ドルも払うだろう?忘れてはいけない、ウィザーズは主要な収入源としてパックを売るというビジネスを行っていることを。
次に、さらに深刻な事態として、ウィザーズは金銭的な危機にあるとみなされるようになるだろう。これは会社に現金を注入するための切り札だと理解される。ウィザーズが自分の意思でこうしたのか、あるいはハズブロ【注:玩具メーカー】からの指令か?これをやったあとに何が残るのだろう?これがうまくいかなかったらいったいマジックはどうなるのだろう?
最後に、マジック自体が瀕死の状態にあるとみなされるようになる。収支表を見る手段はないが、誇大妄想をしたくなるほどに必死の策だ。人々はいつだって何もないところに兆候を見つけたがるから、ウィザーズは大胆なサインを送りかねない場合は注意しなければならない。人々がまだ手元に金が残るうちにカードを売り払い始めたら、この不安は容易に自己成就する予言となりうる。パニックによる投げ売りはさらにパニックを生み、シングル市場とともに、パックの売り上げもがたっと落ちるかもしれない。最終的にマジックは元に戻るかもしれないが、それには年月を要するはずだ。
じゃあ、何が問題なのか?
危険も理解したし、都市伝説も消し去った。でも、再録禁止リストにはまだ確かな、理にかなった実害がありそうだ。そうだろう?
そのとおり。いますぐにこのリストが、プレイヤーだけではなくゲーム自体に対しても有害な形で、他人資本による利益を得る道具として使われているのを確認できる。実生活でのこの行いを最も適切にたとえるなら、まさに不動産だ。アパートや分譲が足りず高騰している場所で、よそ者の投資家が購入に来る。自分で使うためではなく、単なる投資として。これはさらなる人工的な欠乏をもたらし、単にその街に住みたがっている人に不利益を与えながらバブル状況をもたらす。
そして知っているように、バブルははじけるのだ。電結の後輩者の価格は実際のものだ。
みんな、強いデッキだから、親和を使いたがる。一方再録禁止リストのカードはどうだろう?
これらのカードを投資として大量に保持している人々がいる。もしもマジックの終わりを悟って去る人が出たら、続く売り払いは、人々にこのゲーム全体としての弁済能力に疑問を抱かせるほどに値段の暴落を起こすだろう。バブルは収縮される必要があるのだ。ただし、ゆっくりと。
バブルを収縮させる
ステップ0:弁護士を納得させる。彼らのお赦しがなければ、何も始まらない。
ステップ1:再録禁止リストが廃止になる日付を決める。かなり先にすることが望ましい。僕は三年は必要だと考えている、最低でもね。そして多分五年はかけるほうがよいと思っている。人々にこれらのカードが再録されるという事実に適応し、パニックを起こさずに行動する時間を与えることが目的だ。
ステップ2:とても慎重に声明を作成する。クロニクルからモダンマスターズ、エターナルマスターズにかけて、何年にも渡って学ばれた教訓から始めるといい。思考囲いやフェッチランドのような高騰レアの再録例についても検討するんだ。人々に、マジックが25年も続いてこられたのは彼らコミュニティの信頼によるもので、またその信頼こそが次の25年を続けるために必要なのだということを理解してもらうんだ。
ステップ3:セキュリティを締め、その3年あるいは5年、7年の期間が経過したら、それらのカードをなんであれ適切なやり方で、マスターズ版か、エクスペディションか、秘密のトレジャーか、もし適正なら再録という形でリリースする。NarwhalやThunder Spiritsであれば、リミテッドで出てきたら楽しいはずだ。間違いない。
うん、これは非常に時間のかかる計画だ。だけどその必要がある。これによりウィザーズは決定による衝撃や反動、さらには賞賛を評価するの十分な時間を得るんだ。カードが再録される可能性があり、実際にそうされるであろうことにより、多少はカードが市場に戻ってくることになる。僕?僕はデュアルランドを手放さないよ。自分で使いたいからね。
でも300枚のデュアルランドを持っている人であればいくつかを手放すことにするかもしれない。たとえ実際に再録されなくても、市場は多少緩むはずだ。
最後に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社に対して寛大になって欲しい。
彼らはどうやら心から再録禁止リスト廃止に取り組んでいるようだ。
だけど多くの人々の要求に応えなければならないし、大量の利害を考慮して調停しなければならない。モダンマスターズやエターナルマスターズは、ウィザーズが再録の方法を真摯に探した結果の産物だ。たぶん、僕はこれを書いたことで偶然にウィザーズの秘密の計画を当ててしまったから、正式な文書(要は仕事の依頼ね)が来てもおかしくないね。
僕たちはマーク・ローズウォーターのようなマジックの最も重要な代表者ですら、再録禁止リストの存在を嫌っているのを知っている。だから彼らがリストを消し去る方法を必死で探していると信じようじゃないか。
僕はマジックにもっと大きくなって欲しいし、僕にとってマジックの理想は、みんなが強力な呪文をぶっぱなしてとんでもないことをするエターナル環境にある。僕はもっと多くのプレイヤーとこんなマジックを楽しみたいと思うし、ウィザーズもそう思っていると信じている。
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